激ムズ推理ゲーム「オブラ・ディン号の帰還」レビューです!

以前から気になっていたゲーム「オブラ・ディン号の帰還
(Return of the Obra Dinn)」をクリアしました!

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オブラ・ディン号の帰還
(Return of the Obra Dinn)
PC・switch・PS4などで配信中(画面はすべてswitch版)

時は19世紀。
保険会社の調査員である主人公(プレイヤー)は、4年前に
消息を絶ち、突如帰港してきた商船「オブラ・ディン号」に
乗り込み、乗員60名全員の安否を調べます。



しかし生きている乗船者ゼロの無人船。どうやって調べるのか。
そこで、調査依頼と共に送られた謎の懐中時計の出番です。

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謎の手記と共に送られていた懐中時計

この懐中時計を死体の側で使うと、その人物が
死んだ瞬間の光景を見ることが出来るのです。

2021011615411700_s.jpgこの白骨死体のそばで懐中時計を使うと…


2021011615213300_s.jpg死の直前のやり取りと、死の瞬間の光景が!

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アッ!こいつが犯人!

この懐中時計での光景を手掛かりに、
手記に安否情報を書き込んでいきます。
入力する項目は三つ。
「名前」
「安否(生きているか死んでいるか)」
「生きているならば今はどこにいる?」
「死んでいるならば死因は?殺人ならば犯人は?」
この三つの項目が三人分正しければ、調査が進展します。

2021011615434700_s.jpg保険金調査なのでそこが大事なのデス

2021011615435900_s.jpg乗員名簿

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航海時の絵画(まだ写真は普及していないため)
ここに描かれている人物全員の名前と安否を調べます
(後ろのモブみたいなものも入れて!ひぃ~!)

で。懐中時計を使ってみた光景を思い出します。
「あの時、船長と撃たれた男は死ぬ前に口論していた。
とすると撃ったのは船長だ。ならば死因と犯人は特定できるぞ!」

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死因記入欄
死に方いろいろ

よし!あとはこの男の名前…はどうやって調べれば?
…おや?あのドアの向こうにも白骨死体が。どれどれ…。

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この帽子…さきほどの死の瞬間の光景で隣にいた男?

2021011615243600_s.jpg懐中時計で再び死の瞬間への立ち合い
どうやら先ほどのすぐ後の出来事の模様

この男も船長による殺害。死因と犯人はこれで解決だけど
コイツも名前が分からない。ぐぬぬ…。
おや、あちらにも白骨死体が…。

と、このように懐中時計を使って乗員の死の瞬間に立ち会い、
名前と安否を推理していく。それがこのゲームの目的です。

ハッキリ言ってそうとう難しい推理ゲームです。

ヒント機能や「〇〇を調べていないぞ」という
わざとらしい主人公の独白もありません。
出来るアクションも懐中時計とドアの開閉くらいです。
死の瞬間で得られる情報はどれも断片的で、細かく
観察しないと見つけられない手掛かりも多いです。
しかし言い換えれば、死の光景を隅々までちゃんと
見れば手掛かりはちゃんとそこにあります。

「この恰好からするとコイツは〇〇では?」
「〇〇語を話していたから〇〇の出身では?」
「この会話の内容からしてコイツは〇〇では?」
「コイツの持っている〇〇はどこかで見たぞ?」

そんな小さな手掛かりをつなぎ合わせて、やっと
一人の情報が明らかになっていきます。時には
「コイツとコイツはいないからコイツは〇〇だ」という
パズル的消去法で絞り込む必要も出てきます。

一人の乗員の名前の確定に数時間とか普通にかかります。
だからこそ入力情報が正しかった場合の達成感は
「くぅ~!!」と、もう最高に気持ちEです。
(この時の音楽がまた気持ちよさをプッシュしてます)

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紙に描いての地道な推理作業
こういうのが好きな人向けのゲームです

そもそも、なぜ船長は男を撃ったのか?
一体この船で何が起こったのか?
なぜこの船は漂流し、突如帰港出来たのか?

しかし、個人的に面白いと思ったのは
オブラ・ディン号で起こったそうした出来事は
「ゲームの本筋とは直接は関係ない」という点です。

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開始時に手に入る手記の序文

目的はあくまでも安否確定による保険金の査定。
調査を進めれば船内で起きたことを追体験できますが、
ゲーム内ではほとんど説明されません。

明確な情報がないまま時系列を繋げていき、光景や
会話の断片で船の惨劇を想像する。しかしそれは
二次的な要素であり、調査自体とはあくまで無関係。
主人公(プレイヤー)は淡々と死体の名前を
探り、安否を推理、確定していくのみ。
この独特の距離感が遊んでいて面白く、
古い例えですがプレイステーションの名作
「UFO」と通じるものを感じました。

1bitカラーで描かれる3Dモデリング。その
クラシカルなビジュアルの世界で挑む、
今までにない形の推理ロジックゲーム。

推理ゲーム、そしてパズルゲーム好きの人に
「オブラ・ディン号の帰還」お勧めの一作です!!

それでは、またー。



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